新入社員の普通の日記

新入社員の日記
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佐野市の里山 奈良部山
先週の話だが、金曜日が有休だったので軽い気持ちで佐野市にある奈良部山という山へでかけた。しかし、この山は意外に厳しかった…

自分の住んでいるところから近くて、そこそこ長いコースを地図とにらめっこしながら探した。すると、奈良部山が目にとまった。登山道は整備されていないようだが、最初は林道から出発して稜線まで出て、それからは尾根伝いに歩き奈良部山山頂へいけそうだ。そして山頂からは別の尾根を伝って下山するというコースであった。

詳細なルートは以下の通り。
5月22日 黒沢〜540mコル〜660m、638m、723mピーク(稜線沿い歩く)〜奈良部山〜780m、645mピーク(尾根伝いに下山)〜鉄塔〜黒沢

林道は伐採のためのもので最初快適に歩けたが、途中から色々な方向に分岐しており、適当に登っていった。ようやく稜線に出たと思ったところでそれに伝って歩き始めるが、急に下っていったのでおかしいと思い地図を確認すると、これは別の支尾根だということに気づき上り返した。ようやく目的の稜線に出て、それに伝ってあるき始める。伐採の激しい山だったが、稜線から見える景色は奥深い山々でこんな近場でもこんな景観が楽しめるものかと感心してしまった。赤テープとか殆どないので、たまに別の支尾根に入ってしまっては元に戻ってを繰り返しながら進む。アップダウンはそこそこあり結構疲れる。目的の山頂手前にきたとき、岩場が現れ始めた。そのまま進むと懸垂下降が必要そうだったので、岩を巻くようにして歩いた。これが非常に恐く、急斜面を不安定な木に捕まりながらトラバースしていく。岩場を2、3個を巻いてようやく道が安定してきたなと思って一息つこうとすると、なんと、買って1ヶ月も経たない防水仕様デジカメを紛失したことに気づいたこれはショックだった…ポシェットに入れて首からかけていたが、マジックテープで止めるだけの構造だったので、そこからデジカメは飛び出してしまったのだ。山でデジカメを失くしたり壊したりしたのはここ2年くらいでこれで5度目だ。特に今回のは短命すぎる。可愛そうだすぐに引き返して探しに行ったが、岩場の巻き道を戻るのは結構いやらしく、捜索は難航した。二次災害を防ぐため捜索はちょっとで打ち切った。なんともやるせない気持ちになりながらも、奈良部山の山頂を踏み、携帯で看板の写真を撮る。

ルートはきつかったが立派な看板を作ってくれていた。そこから続く尾根を伝って下山した。そこでもやはり岩場が現れて巻く必要のある箇所が1個あった。そうしてなんとか無事下山できた。

今回は里山の奥深さを十分に体感できる山行となった。低山ながらもスリル満点で、読図の勉強にもなり、景色の綺麗さに感動できた。こういうのは藪山歩きの部類に入る山行だと思うが、自分で道を切り開く作業が本来の登山らしいものに思えて非常に刺激的だった。自己満足の世界だが、自分の理想とする登山イメージに近いものであると思う。今後どんどん藪山(非整備登山道)を開拓していきたいと思った。ただ次はもうちょっと重装備で臨もうと思った。

次の日は初めての沢登りへ行く予定であったので、帰りにカメラのキタムラへ寄ったときにみつけた防水デジカメを即買いしちゃった次からは必ずカメラをザックに紐でしばりつける対策を施すことにする。



双子尾根、杓子尾根から杓子岳
一つ前の記事釜ノ沢とは時間が前後するが、GW明けの5月9日に今シーズン最後の雪山として北アルプスの杓子岳へ行ってきた。雪稜ルートだ。アプローチが遠いのに、夜行日帰りで行くことになって若干強行かなと思えたが、意外に余裕を持って下山できた。

ルートは、以下の通り。
5月9日 猿倉駐車場〜双子尾根〜杓子尾根〜杓子岳〜白馬大雪渓〜猿倉駐車場
朝4時出発で午後2時くらいに下山した。

同行した先輩はその前の週に白馬主稜へ行っていたが、そのときと比べて断然雪が減っているらしい。確かに雪はぐずぐずだったし、途中の藪がうざかったし、クレバスがたくさん口を開けて落ちるのではないかと感じ恐かった。標高を上げていくとようやく藪も消えた。

これは小日向のコルの先の双子尾根上へ詰めている途中の斜面から撮ったもの。本当は小日向のコルへ向かうべきなのに、行けると思って進むと、意外に急斜面で上りにくく苦労した。ルートミスだった。後ろからついてきたいた先輩には迷惑かけた。



双子尾根に出てからしばらく藪と緩んだ雪と格闘し、ようやく樺平に到着。ここは下の写真のように、大きな岳樺が1本どんと立っており、素晴らしいテン場を提供してくれている。ここらへんまで来ると、ようやく藪も消えてきた。


樺平からまた登り始める。ここからの上りは結構きつかった。


急登の斜面から。



途中に岩場があったが、自分は自信がなかったので大きく巻いた。そして急登を上り、双子尾根と杓子尾根が合流する地点にようやく辿り着く。

杓子岳頂上へ続く杓子尾根だ。前へ行く人は単独で、スキー担いで登っている。少し話したが、かなりのベテランに思えた。


両側がすっぱり切れた雪稜をびびりながら登り、ようやく杓子岳山頂に到着。途中左の沢で雪崩が何度も発生しており、恐かった。



山頂から、登ってきた尾根の最後の部分を見る。


下山は大雪渓を下った。尻セードにトライするが、斜度が緩かったのであんまスムーズに進まなかった。無駄に疲れた。



今回はロープを使わず雪稜を歩けた。ただ、バランス崩して落ちでもしたらどうなるんだろうと不安で仕方なかった。来シーズンはもっと色んな雪稜を歩くぞ!! 
笛吹川東沢釜ノ沢東俣
初めて沢登りへ行った。行った沢は笛吹川東沢釜ノ沢東俣だ。ここは難しい箇所も少ないし綺麗なことで有名なようなので、初めてでもちょうどよいかと思って選んだ。今回同行者は会の先輩でなく、ネットで会った千葉の会の方。沢も岩もかなり経験豊富なようで、安心して歩けた。特に、滝登りのルートファインディングが素晴らしく、ほとんど巻かず直登していた。沢登りの醍醐味はこのルートファインディングにあると思った。自分で色んなルート作って滝を攻略していく面白さがあると思った。それからもう一つの魅力として素晴らしい景色がある。今回のルートはエメラルドグリーンの水、数々の素晴らしい滝、スラブなど絶景が楽しめた。この沢へ初めて行って、沢登りの魅力にとりつかれる人が多い、とネットに記述があったがまさにその通りだと思った。今後色んな沢へ行くだろう。それから沢用語がよく分からないので早く覚えたい。

今回のルート
5月23日 西沢渓谷入り口〜魚留滝〜広河原〜甲武信小屋〜西沢渓谷入り口

午前10時頃西沢渓谷入り口を出発。

これが東沢。


東沢沿いはやはり入る人が多いためか、赤テープでしっかり登山道が整備されていた。


しばらく歩いて登山道が途切れたところで、沢靴に履き替えて沢の中を歩き始めた。最初はどうしても滑ってこけるのではないかと恐かったが、しばらく水中歩行に慣れてきて、結構流れが強い中でも意外に歩けることが分かった。それからは快適に歩けた。おろしたてのモンベルの沢靴は良い!

素晴らしい数々の景色を見ながら沢を歩く。





魚止めの滝が現れる。ロープを出してもらおうかなと迷いながらもなんとか滝の左の方から登った。




これはナメ床っていうんだったかな。とりあえず有名な箇所だ。


両門の滝だ。素晴らしい滝だ。


両門の滝のあとにある小滝の巻き道で1箇所懸垂下降が必要な箇所があった。

同行した方はほとんどの滝で直登していく。さすがだ。


広河原あたりでまだ2時半くらいだったので、幕営するか甲武信小屋まで行くか下山するかという話になったが、明日は天気が悪くなりそうということでとりあえず小屋まで行こうということになった。

甲武信小屋に到着した。この時点で夕方5時だったが、小屋は大盛況でそんな中ツェルトで寝るのはどうかなということで下山を始めた。


西沢渓谷入り口に到着は午後8時だった。最後は暗い中の歩きだったが、登山道と林道だったので安心して歩けた。

今回は沢登りは素晴らしいと感じることができた。沢沿いの景色は綺麗だし、大好きな滝を何個も見れるし、しかもそれをどう攻略するかの楽しみがある。 今後沢の世界にどっぷり浸かりたい。
GW山行 爺ヶ岳&鹿島槍
GWに爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳へ行ってきた。
ルートは以下の通り。
5/4 扇沢〜爺ヶ岳南尾根〜爺ヶ岳南峰〜南峰と中峰のコルで幕営
5/5 幕営地〜冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘〜爺ヶ岳〜扇沢

GWの山行は他に白馬主稜の候補があったが、自分のロープワークの未熟さを考えると断念せざるを得なかった。そこで一般道の上記ルートを歩いた。実際爺ヶ岳南尾根は登山道ではないものの、以下のように丁寧に長野県職員?の人により道案内の看板を用意してくれていた。感謝だ。まあそれだけこのルートを歩く人は多いということで、実際今回は百人くらい?の登山者と会った気がする。雪山でこれだけ多くの人と会ったのは珍しかった。


藪と樹林帯を抜けてだんだん雪が増えてきた。天気はそんなに良くない。


と思ったら、爺ヶ岳山頂手前は夏道が完全に露出していた。拍子抜けしてしまったが、やっぱ雪道より楽に歩けた。


爺ヶ岳山頂付近からは、種池山荘と立山連峰が見える。


これは多分先日悲しい遭難が起こった鳴沢岳あたりだろう。


針の木岳方面だ。


爺ヶ岳南峰の看板。


出発が遅かったので、そろそろ幕営をと考えていたら雪壁付きの整地された場所を発見した。この場所を提供してくれた人に感謝しながら幕営した。ここは立山連峰、爺ヶ岳、鹿島槍が見える最高の場所だった!


夕食は一緒に行った先輩が、まあなんとも豪華な料理を提供してくれた。フランス料理屋を彷彿とさせる数多くのメニューだった。野菜、ワイン、鍋など重いのに全部担ぎ上げてくれ、本当感謝だった。おなかいっぱい食べ、次の日は鹿島槍行かずもう下山していいかなと感じた。実際食いすぎて、大便が溜まって夜中にこりゃ明日は無理だなと考えていたが、どうしようか迷ったあげく夜中にだしに行ってすっきりできた。これは山で初めての大便だった。はたして雪が溶けたら自分の便はどこへゆくのだろうか・・・?


次の日は朝起きると快晴!


鹿島槍方面がまじ綺麗だった!今年末か来年には登るであろう、鹿島槍東尾根と天狗尾根が確認できた。



立山連峰もくっきりだった。


剣岳あたりだろう。



これだけ天気が良いと、前夜に行く気が失せていた鹿島槍へも向かう気力が湧いてきた。先輩も同意し、テントに荷物を一部置いて出発したが…

意気揚々と出発して10分後くらいに、上3、4枚目の写真の鹿島槍頂上手前のコルにかかるうっすらとした雲が急速に発達し、一気にガスった!残念に思いながらも、綺麗なトレースあるし視界もあるので進んだ。冷池山荘を通過し、露出した夏道を歩き鹿島槍山頂に到着した。何も見えないので特に感動はなかった。


テン場に戻り、撤収し下山した。

今回のルートは本当人がたくさん入るルートだなあと感じた。確かに歩きやすくて危険箇所はなかった。それでも鹿島槍あたりで遭難が多いのはやはり人の多いからだろうなと感じた。鹿島槍山頂の展望は臨めなかったが、夕食の豪華さと早朝の一瞬の快晴による大展望が忘れらない素晴らしい山行となった。2人だけだが立派な5月会山行である。


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